”都市の成長と生活の質の向上の好循環の創出”を掲げた様々な施策を展開する福岡市長 高島宗一郎氏と、慶應義塾大学 環境情報学部教授、ヤフー株式会社 CSOにして「シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成」の著者でもある安宅和人氏によるトークセッションです。激動のコロナ禍において、数々の施策を実行し挑戦を続けてきた高島氏と、日本が進むべき方向やあり方を発信し続けた安宅氏が、福岡、そして日本の未来について語ります。
福岡市長
高島宗一郎
1974年11月1日生。
1997年KBC九州朝日放送に入社。福岡の朝の顔として情報番組や環境番組のキャスターを務める。
2010年12月に福岡市長就任。
2014年、2018年の選挙でいずれも史上最多得票を獲得し再選、現在3期目。
都市経営の基本戦略「都市の成長と生活の質の向上の好循環の創出」に沿った様々な施策を展開。観光客数や企業立地数、市税収入が増え、住みやすさに対する市民評価、市政への信頼度も向上し、世界で最も住みやすい都市ランキングでベストテンに選ばれた。
特に創業支援に注力し、2014年3月には国家戦略特区を獲得。規制改革等による新しい価値を生み出す環境づくりに精力的に取り組む。
『人と環境と都市活力の調和がとれたアジアのリーダー都市』の実現に向けて、基本戦略に掲げる「好循環」を加速させるとともに、福岡市を次のステージへと押し上げるためのチャレンジ「FUKUOKA NEXT」を全力で推進中。
安宅和人
慶應義塾大学 環境情報学部教授
ヤフー株式会社 CSO(チーフストラテジーオフィサー)
データサイエンティスト協会理事。マッキンゼーを経て、 2008年からヤフー。 前職のマッキンゼーではマーケティング研究グループのアジア太平洋地域中心メンバーの一人として幅広い商品・事業開発、ブランド再生に関わる。ヤフーでは2012よりCSO。途中データ及び研究開発部門も統括。2016より慶応義塾SFCでデータサイエンスを教え、2018秋より現職(現兼務)。イェール大学脳神経科学PhD。内閣府CSTI基本計画専門調査会委員、同 数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度検討会 副座長などデータ×AI時代での変革をテーマにした政府委員を多く務める。著書に『イシューからはじめよ』(英治出版、2010)、『シン・ニホン』(ニューズピッ クス、2020)。
モデレーター:石丸 修平
福岡地域戦略推進協議会( FDC )事務局長
外資系企業在籍時代にはBOOWY、宇多田ヒカルらを担当、輩出し、現在はファッションや音楽、カルチャーをカバーするアートベンチャー「ミリア」としてFGNに入居するCEO鶴田正人氏と、イベント管理やチケット販売・集客を行う大手オンラインサービス 「Peatix」の共同創業者であり、取締役・CMOの藤田祐司氏によるトークセッションです。
“ニューノーマル時代のエンタメとコミュニケーションの新しい関係”をテーマに、これからの時代に、音楽やアートとテクノロジーに出来ること、そして新たなコミュニケーションについて、マーケティング視点から探り実践する方法を考えます。
鶴田正人
Milia株式会社 CEO
株式会社エレンテ 代表取締役
クリエイティブディレクター
福岡市出身、大名小、修猷館、早稲田大卒業。英国系外資企業入社
BOOWY、宇多田ヒカル、”ロンバケ"サントラ、松任谷由実等を担当
マイクロソフト社との共同プロジェクトやCollege Radio Japan等参画。独立後、ロンドン芸大でキュレーションを学び、「アートベンチャー」ミリアをfukuoka growth nextでスタートアップ。米国NPOアート法人 J-Collabo (New York) vice-president日経新聞社 "ASIAN REVIEW" 記者 バイリンガル 雑誌 “Wooly“発行人六本松蔦屋書店アートスペース監修 Love FM”フクオカコーリング"DJ福岡市科学館 "ファッションが教えてくれたこと"を福岡市経済観光文化局と共催。福岡アジアアートウィーク “the finders”2019 実行委員長立命館、龍谷、九州産業大で非常勤/客員講義。
藤田 祐司
Peatix Japan株式会社 共同創業者 取締役・CMO (最高マーケティング責任者)
慶應義塾大学卒業後、株式会社インテリジェンス(現 パーソルキャリア株式会社)で営業を担当 後、2003年アマゾンジャパン株式会社(現 アマゾンジャパン合同会社)に入社。最年少マネー ジャー(当時)として、マーケットプレイス事業の営業統括を経て、Peatixの前身となるOrinoco株 式会社を創業。国内コミュニティマネージャーチームを統括したのち、営業、マーケティング統 括を兼務。2019年6月 CMO(最高マーケティング責任者)に就任し、グローバルを含めたPeatix 全体のコミュニティマネジメント・ビジネスデベロップメント・マーケティングを統括。
日経COMEMO キーオピニオンリーダー。 LinkedIn認定インフルエンサー。著書に「ファンを育み事業を成長させる「コミュニティ」づくりの教科書」(河原あずと共著/ダイヤモンド社/2020年)
モデレーター:小松 里紗
「花×IT」をブランディング経営で創る、フローリテック「CAVIN」CEOのYuya Roy Komatsu氏と、そんなスタートアップをデザインで支える、デザインファーム「gaz」CEOの吉岡泰之氏によるセッションです。
昨今注目を集める”CEO designs company=デザイン経営”を軸に、イメージが湧きやすい表層的なDesignから、一歩踏み込んだDesignまで、今最先端を駆ける新進気鋭な彼らがDesignで共奏を行う裏側に迫ります。
Yuya Roy Komatsu
CAVIN Inc. 代表取締役社長 CEO
二十歳、フィリピンのスラム地区にてNGOボランティア後渡米。
カリフォルニア大学在学時に、米最古名門アクセラレーター Techstarsが米最大手ファンドBlackstoneと開くアクセラレーター、Blackstone launchpadでインターン。
スタートアップのメタ原則や立ち上げ方を学ぶ。
帰国後は、独立系経営戦略コンサルファームにて勤務。
国内スタートアップにて取締役 / 最高国際責任者、ロシア企業Japan Manager等を歴任。
海外向けMC、モデレーターなど領域や国を問わないスタイルで活動。
2018年、花業界に対するプラットフォームを提供するCAVINを創業。
吉岡 泰之
株式会社gaz、代表取締役CEO。デザイナー。
フランスでファッション・広告の研究をしたことをきっかけにデザインに世界に入り込む。 学生フリーランスデザイナーを経て、新卒でZOZO, Inc. 傘下のaratanaでECのUIデザインに従事。 2017年に福岡のスタートアップ、Pear inc.にCDOとしてジョイン。SaaSのデザイン、動画クリエイション、各種DTP、コーポレートブランディング等を手がけ、デザイン業務と並行して、採用チームの立ち上げ、組織マネジメント業務を経験。 その後、株式会社gazを設立。代表取締役CEOに就任。 その他、個人でプロダクトのデザインやイベントの主催も行う。
FGNの入居企業であり、福岡市にて電動キックボード「mobby」の利用環境作りに取り組むmobby rideの代表 日向 諒氏と、福岡、名古屋、東京でシェアサイクルサービスを展開する「チャリチャリ」の運営会社neuet代表 家本 賢太郎氏、福岡を拠点としたVC「F Ventures」代表 両角 将太氏によるトークセッションです。
「小型モビリティで福岡市をアップデートする」をテーマに、モビリティの在り方と可能性について語ります。
日向 諒
株式会社mobby ride代表取締役
大学卒業後、大手広告代理店を経て、AnyPay株式会社に創業メンバーとして参画。取締役CMOとしてマーケティング領域、及び営業・アライアンス領域を統括。在任中に、株式会社LayerXの立ち上げを行い、代表取締役副社長に就任。株式会社LayerX退任後、株式会社mobby rideの立ち上げを行い、代表取締役に就任。
家本 賢太郎
neuet株式会社代表取締役
1981年生まれ。15歳でクララオンラインを創業し、2017年からモビリティ事業を立ち上げ。自転車販売店、自転車メーカーなどをグループとして取り組む。2018年2月のチャリチャリ(当時はメルチャリ)のローンチ時から整備や渉外をサポートし、裏方として関わり続ける。その後、2019年8月にneuetのCEOに就任。
両角 将太
F Ventures LLP 代表パートナー
1988年、福岡生まれ。2012年早稲田大学卒業。在学中に、IT起業家特化型インタビューメディアを立ち上げ。2011年サムライインキュベートに入社し、日本最大級のコワーキングスペース「SSI」のマネージャーを担当。また、同社の企画、広報、営業、投資先支援、イスラエル進出を担う。2015年、法人アライアンス事業を統括。2016年、前職を卒業し、福岡を拠点としたVCであるF Venturesを設立し、現在2号ファンドを組成し、1号ファンドからタイミーを含む累計40社超に投資。スタートアップイベントTORYUMONを半年毎に東京と福岡の2都市で主催。
インターネットレーベル“YesterdayOnceMore”の主宰であり、自身もビートメーカーやDJとして福岡を拠点にしながら国境を超えた情報発信をするshigge氏と、デビュー3年でSpotifyで約6,000万再生を記録し、世界中にリスナーを獲得するユニットAmPm、福岡を拠点に日本、アジアの音楽制作を手掛けるサウンドプロデューサーの戸田清章氏によるトークセッションです。
「インターネットを軸とした音楽制作と発信」をテーマに、福岡および地方都市の情報発信の可能性を探ります。
shigge
Beat Maker / DJ / YestetdayOnceMore 主宰
これまでに3枚のデジタルEPと2017年には全国リリースアルバ ム”burn out” を自身が主宰するインターネットレーベ ル“YesterdayOnceMore”よりリリースしている。 Carpainter、starRoなどへリミックスを提供。 主宰レーベルで 拠点とする福岡で主催した、Carpainter/Out Of Resistance Tour、starRo/Emotion Japan Tour、その他多数のイベントはど れも盛況となり、福岡に新たな音楽の風を吹かせている。2017年初の全国流通CDアルバムʼburn outʼをリリース。この作品はApple Music『今週のNEW ARTIST』に選出される。 また台北で行われたリリースツアー でのライブは台湾の観客を 魅了し大きな反響得る。 主催レーベル、アーティストとしての活動をカルチャーメディ ア”VICE JAPAN”に取り上げられ話題を攫う。 2019年に福岡在住のDJ/ProducerのBRISAと共にOhnestyとして の活動もスタートさせ、同年に発表した’Time To Be Honest- EP’は業界内で暑い支持を獲得し、Gilles Petersonがホストを務めるBBC RADIO 6 Salami Rose Joe Louis and new sounds of Japanにて’Vortex’がエアプレイされ世界からも注目される存在となった。
AmPm
2017年3月Spotifyで3500 万回再生を記録している「Best Part of Us」でデビューした日本人二人組による覆面ユニット。
デビュー曲が世界中で話題となり、同年インドネシアで開催されたSpotify主催ライブでは日本代表として出演。
2018 年には、ULTRA MIAMI、KOREA、JAPAN等の出演や、ニューヨークでの単独ライブを開催。
自身の楽曲に加え、Afrojack、R3HAB、Nicky Romeroなど海外大物アーティストのRemixを手がけ、日本においては、ゲスの極み乙女「ぶらっくパレード」やMONKEY MAJIK「Tokyo lights」のRemix、平井堅「HOLIC」の楽曲プロデュースを行う。
ダンスミュージックを軸に様々なゲストボーカリストを招き、これまで20 作品以上を発表。
2019 年3 月、彼らの活動が評価され、一般社団法人デジタルメディア協会が主催するデジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー’ 18 / 第24 回AMD Award審査員特別賞を受賞。
戸田清章
S.O.L.I.D sound lab Co.,Ltd 代表
サウンドプロデューサー & サウンドエンジニア
1978年岡山県生まれ。2001年より東京のレコーディングスタジオ「HeartBeat Recording」 Studio」に入社し、日本の音楽制作の第一線でサウンドプロデュースワークを学ぶ。
2009年に独立しフリーランスで活動開始。
2011年に株式会社ソリッド・サウンド・ラボを設立し、サウンドクリエイターチームを結成。日本の音楽制作の中心で様々なメジャーアーティストの楽曲制作に携わる。
2015年より活動拠点を福岡に移し、日本だけでなくアジアを中心とした様々な音楽活動を行っている。
メディア・アーティスト、インタラクティブ・デザイナー、博士などマルチに活動する「anno lab」代表の藤岡 定氏と、数々の受賞歴をもつ「Kocochi Architect」代表 西岡 美紀氏、「楓空間設計」代表 小島 佳子氏によるトークセッションです。
今年8月に大分県豊後高田市にオープンした“不均質な自然と人の美術館”を手掛けた3人が“アートと自然と都市”をテーマに語ります。
藤岡 定
anno lab 代表
福岡をベースに活動するメディア・アーティスト、インタラクティブ・デザイナー、博士(芸術工学)。関わった作品にNTT docomo TOUCH WOOD: 森の木琴、intel UltraBook: Clap for Dream、IDPWのメンバーとしてインターネットヤミ市など。 SIGGRAPH、FILE Festival、404Festival、台北台北數位藝術節、アジアデジタルアート大賞など国内 外のメディア芸術祭にて受賞・展示・上演多数。作品の多くは「プロセスの楽しさ」、「知的好奇心」をテーマにしており、興味からつい動いてしまうことが無意識に人の領域を広げ、より複雑な分野への理解の入り口となるようなクリエイティブを心がけている。2020年夏、大分県豊後高田市にanno lab初の常設美術館《不均質な自然と人の美術館》がオープン。
西岡美紀
Kocochi Architect 代表
略歴
1974 大分県生まれ
1997 広島大学工学部第四類卒業
1997 都市計画コンサルタント 在籍
1999 手島建築設計事務所・憧設計事務所 在籍
2006 建築設計事務所『建築デザイン工房 kocochi空間』設立
2020 Kocochi Architect一級建築士事務所 改名
資格
一級建築士 第298530号/福岡県建築士会会員
既存住宅状況調査技術者
受賞
豊の国木造建築賞 優秀賞 [I-House]
ウッドデザイン賞2019ソーシャルデザイン部門受賞「もくあみの杜」
小島佳子
楓空間設計(ふうくうかんせっけい) 代表
・一級建築士
・1974年8月28日生まれ 福岡県出身
・福岡商業高校 情報処理科 卒業
・東和大学 工学部 建築学科 卒業
経歴
・大学卒業後、ゼネコンに就職。現場監督として建物建設に携わる。)
・その後、㈱手島設計事務所、㈱サニム建築事務所等、建築設計事務所にて集合住宅、福祉施設、商業施設、公共施設等の設計、監理業務を担当。
・2014年 楓空間設計 一級建築士事務所を設立。
福岡市内を拠点に建物づくりを行う。
所属団体
・公益社団法人 福岡県建築士会 役員
趣味:登山、カヤック、フラダンス
モデレーター:佐々木 理恵